【翻訳】テイラー・スウィフト『Lover』の歌詞はカーリー・クロスと付き合っていた証拠だとファンが考える理由
興味深い記事だったので翻訳しました。
[ORIGINAL]
Fans think Taylor Swift’s ‘Lover’ lyrics are proof she dated Karlie Kloss
by PAISLEY GILMOUR
mirrorball-taylor.hatenablog.com
テイラー・スウィフト『Lover』の歌詞はカーリー・クロスと付き合っていた証拠だとファンが考える理由
・テイラー・スウィフトのファンたちは、彼女のニューアルバム「Lover」にカーリー・クロスとの交際(そして別れ)に関する歌詞があると考えています。
・一部のファンは、何年も前からテイラーとカーリー(通称・Kaylor/カイラー)はカップルだと真剣に考えています。
テイラー・スウィフトのニューアルバム『Lover』が発売されましたが、ゲイの人々はTwitter上で、その歌詞の内容が彼女の元親友カーリー・クロスについて言及しているものが多いという説で盛り上がっています。それは、彼女が「You Need to Calm Down」のビデオを公開したときのようなものですーLGBTQ+ファンを二分し、あちこちに明らかにバイセクシャルなイースターエッグを発見させた、クィアセレブ感満載のビデオ。そして、彼女の髪の色がバイ・プライド・フラッグに酷似していることに彼らが気付いた時のように。
もしあなたが、テイラーとカーリーがデートしたと思っている(そしてテイラーがバイセクシャルだと確信している)膨大な数のファンについてまだよく知らないのであれば、正直なところ、とても長くて複雑な時系列を説明する時間はありません。しかし基本的には、テイラーは2014年にカーリーとの交際の噂に対して「くだらない」と反論しています。これは二人が超接近している姿を写した不明瞭な写真がネット上に出回ったことがきっかけでした。
2018年に入り、多くの人々が二人の間に「確執」があると言ったあとにーそれは実際のところ、様々なインタビューの中で二人が互いを親友と呼び合わなかったことが主な理由ですがー二人は永遠に続くかのような時間の中で初めて公の場で再会しました。実際には1年しか経っていませんでしたが、まあいいでしょう。
現在、ファンは彼女のニューアルバム『Lover』の多くの曲の歌詞に、非常に疑りぶかく虫眼鏡を当てています。彼らは曲中のいくつかのセリフを指摘し、それはカイラーが真実だった証拠だと考えています。心配しなくても、彼らは彼女の前作『Reputation』でも同じことをしていたので、その気になれば理論のウサギの穴に落ちることができます。
(訳者注:ウサギの穴に落ちる=本来の目的から逸れたまま、なかなか抜け出すことができないこと。理論の迷宮に迷い込むこと)
カントリーミュージックとは無縁のスーパーモデル、カーリー・クロスが、テイラー・スウィフトの受賞を発表するためだけにCMAsのプレゼンターを務めたことについて考えてみる。
hets(ヘテロの人たち)、説明してよ。
— split the lark (@ohtwentyfive) 2019年8月21日
まずは『Lover』収録曲「Cornelia Street」から...。Vultureの記者ジル・グートウィッツによる驚くべき分析は、テイラーがかつてニューヨークのマンハッタンにあるコーネリア・ストリートのアパートに住んでいたことを専門的に指摘しています。そして、カーリー・クロスはそのアパートの外で写真を撮られたことがあります。
テイラーは、幸せな時期に謎の人物と一緒に通りを歩いていたと歌っています。以下、歌詞の一部をご紹介します。
And I hope I never lose you, hope it never ends
あなたを決して失いたくない、終わらせたくないと願ってる
I'd never walk Cornelia Street again
コーネリア・ストリートは二度と歩かないわThat's the kinda heartbreak time could never mend
それは時間が修復できないほどの心の傷のようなもの
ファンの間では、この曲は愛する人を失うことについての曲なので、カーリーと別れたことについて歌っているのではないかと言われています。
テイラー・スウィフト:コーネリア・ストリートは二度と歩かない
私:夜中に目が覚めて、カーリー・クロスはまだ『Lover』を聴いていないのか思いを巡らす
— split the lark (@ohtwentyfive) 2019年8月23日
そして私たちは「Afterglow」という曲にたどり着きます。ファンが指摘しているのは、『Lover』全体にバイセクシャルの旗の色が(歌詞や、文字通りアルバムのアートワークに)どれほど登場するかということです。ピンク、ブルー、パープル、そしてバイセクシャル・カラーの照明への言及がたくさんあります。「Afterglow」では、「now you're blue(今のあなたは青色)」という歌詞がバイ・プライド・フラッグの青を指しているのではないかとファンたちは考えています。
また、別の歌詞は、かつての同性の恋人(※カーリー)に対するバイセクシャルな叙情詩ではないかとファンは考えます。
Fighting with a true love is boxing with no gloves
真実の愛との戦いは、グローブなしで打ち合うボクシングのよう
私には何でもないことのように聞こえますが、凄腕探偵たちが指摘するには、ボクシングとはテイラーの「Bad Blood」ビデオでのカーリーのパート、つまり二人が互いにボクシングしている場面のことを指しています...。
テイラー・スウィフトとカーリー・クロスのことで冷静になろうとしていたけど、どうやらカーリーが「Lover」を繰り返し聴いているようで、これはもう...無視できないね
— elliott 💛💛 (@postmodern_sin) 2019年8月18日
「It's Nice To Have A Friend」は、かつては友達だったけれど、そのあと恋人になった人についてはっきりと歌っています。テイラーが(公に)交際した人たちの中で、最初は友達から始まった人に心当たりはありますか?いいえ、ファンにも見当がつきません…。
さらに、Vultureの記事が専門的に指摘しているように、歌詞のいくつかは史上最もレズビアンな映画『キャロル』を引用しているように聞こえます。
Lost my gloves, you give me one
手袋をなくしたから、あなたがひとつくれた
"Wanna hang out?" Yes, sounds like fun
「二人で出かけない?」 ええ、楽しそうね
@jillboardさんのツイート: 「It's Nice To Have A Friend」の歌詞について言いたいことがある... "手袋をなくしたから、あなたがひとつくれた。「二人で出かけない?」 ええ、楽しそうね"それは『キャロル』の…プロット!!!
あなたが、インターネット上のゲイたち(私も含めて。別に恥ずかしいとは思わない)はテイラーの歌詞を深読みしすぎて時間を無駄にしていると思うかどうかに関わらず、LGBTQ+のファンたちはすぐにはこのカイラーの船から降りることはないでしょう。
[ピューリッツァー賞に値するVultureのジャーナリズムに大いなる敬意を表します]
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訳者からコメントさせて頂くと、LGBTQファン以外にもテイラーはクィアだと考えるファンはいます😊
No copyright infringement intended.
補足資料:
テイラーのバイセクシャル・カラーの髪型。
「Bad Blood」MV撮影中のテイラーとカーリー。